フューチャーソース・コンサルティング 最新市場 分析レポート

Vol. 44

テレビ市場は2013年成長へと戻り、2015年からは4Kが台頭:
Futuresource Consultingの新しい調査結果より

2013年07月29日

2013年7月英国ロンドン発―英国市場調査会社Futuresource Consulting社の最新のレポートによると、世界のテレビ市場は昨年6%ほど出荷台数が落ちた後で、2013年は成長へと転じ、その成長は2017年まで続くと見られる。

Futuresource Consulting社の家電部門のトップであるSimon Bryantは次のように述べています。「我々の予測では、エマージングマーケットは今年、6%の成長が見込まれており、それは世界全体のテレビの出荷台数の60%を占める。一方、先進国市場は薄型テレビの出荷台数が飽和点に達しており、アナログテレビのスイッチ・オフや政府によるインセンティブスキームなどの市場刺激策も間もなく終了を迎える。しかし世界的に見ると、2017年まで年間の出荷台数は2億7千万台を超え、新興国市場(emerging markets)はそのうちの67%を占め、4%のCAGR(年平均成長率)が見込まれており、まだまだ希望が持てる見通しである。」

「次世代の高解像度テレビである4Kの普及にはまだあと2~3年の時間がかかると見られるが、徐々に4Kの名は知れ渡ってきており、非常に重要なテクノロジーセグメントとなるであろう。世界的な4Kテレビの出荷台数は昨年のたった62,000台から2013年には780,000台、そして2017年には2200万台へと増加するだろう。自国で4Kのコンテンツが普及し始め、消費者が4Kを知るようになれば、2015年からの売上は劇的に伸びるであろう。」

中国は現在、主要な国内メーカーが比較的安い価格で4Kテレビを発売したりと、4Kの普及においては一歩先を行っている。しかしFuturesource Consulting社は多くの世界的テレビメーカーが今年の年末までに4Kテレビを発売し、中でも大きなスクリーンへの消費者ニーズが高い北米が主要市場となると見ている。

「液晶テレビパネルのメーカーやプレミアムテレビブランドは薄型テレビに取って代わる次なるヒットを探している。家庭向け3Dがその試みでもあったが、多くのメーカーが期待したような成功には至っていない。4Kは業界にとってより自然な成り行きであるが、高い利回り率で4Kパネルを生産したり、ブロードバンド向けではないコンテンツを映すことが難しかったりと、課題も多い。HEVCコーデックによる相当な圧縮の改善によって、ブロードバンド向けにすることは可能であるが、生中継に必要なリアルタイムでのエンコーディングは未発達であり、現在ソリューションが実験、評価されている段階である。」とブライアントは述べている。

Futuresource Consulting社による新しい世界のテレビ市場に関するレポートは世界のテレビ市場の概要、地域、テクノロジー別による市場開発、スマートテレビ市場の発展、3Dテレビ市場の発展、UHDテレビ市場の発展、テレビメーカーの市場シェア等に関するデータを提供している。また22の国や地域の4Kテレビの出荷予想台数も提供しており、別の4Kレポートではエンターテイメントバリュー・チェーンにおける4Kの戦略的な影響なども探っている。

本リリースへのお問い合わせは、英国Futuresource Consulting社の日本での提携先である株式会社TAK・アナリティクス・リサーチ(担当:木村)までお問い合わせください。連絡先は次の通りです。
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