Press

第11回認知症予防学会学術集会にて塩野義製薬及び産総研との共同研究結果を発表

ピクシーダストテクノロジーズ、第11回認知症予防学会学術集会にて、塩野義製薬及び産総研との共同研究結果を発表 ガンマ波の同期成分の増大のために40 Hz変調を施した音が有用であることを報告

認知機能改善、悪化の抑制に向けて、臨床応用への期待が持てる結果に

====


ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:落合 陽一、村上 泰一郎、以下「PxDT」)は、去る2022年9月23日~25日に行われた第11回認知症予防学会学術集会にて、塩野義製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役会長兼社長CEO:手代木 功、以下「塩野義製薬」)と国立研究開発法人産業技術総合研究所(本部:東京都千代田区、理事長:石村 和彦、以下「産総研」)との共同研究である「ガンマ帯域周波数で変調した音刺激聴取時のヒトの脳におけるガンマ波の惹起」についての研究結果について報告しました。また本報告内容は2022年10月7日~27日の期間中、オンデマンド配信がされております。

■背景
これまでの先行研究などで、40 Hzの繰り返し周期を持つパルス音の呈示によって、マウスの認知機能が改善したことや、ヒトを対象とした臨床研究でも、40 Hz周期のパルス音と光を用いて、40 Hzの脳波が惹起できることや、認知機能悪化の抑制や脳萎縮の抑制を示唆する結果が得られているという報告がありました。しかしながらそれらの研究で用いられている刺激はブザーのようなパルス音であり、ヒトの声や音楽、正弦波信号などの音を用いた検討はおこなわれていませんでした。そのため、このままでは日常生活の中に取り込みづらいものである可能性があると考えられます。そこで我々は、40 Hzの脳波、すなわちガンマ波が、これ以外の音でも惹起できないかについて検討し、結果について認知症予防学会学術集会で報告しました。

■調査の目的・方法
・調査の目的:40 Hz周期のパルス性の感覚刺激によって40 Hzの脳波を惹起できるという状態を、ヒトの声や音楽、正弦波信号などの音でも同様に実現できるかについて検討しました。

・調査の方法: パルス刺激に加えて変調周波数や変調関数を変化させた計8パターンの音刺激をランダムにヘッドホンで呈示した際の脳波をアクティブ電極を用いてシールドルーム内で計測しました。

■結果について
結果として、パルス音に加え、40 Hz変調を施した全ての音刺激でも40 Hz同期成分が見られました。また、40 Hz変調を施した音に関しては、無変調1kHz音と比較し、同期成分の平均値について有意差がありました。

■今後の展望
本研究により、「ガンマ波の同期成分の増大のためには変調が有用であること」と「変調対象の音素材を任意に選択できる可能性があること」を示す事ができました。これは、認知機能改善あるいは悪化の抑制に向けて、臨床応用への期待が持てる結果だと言えると考えています。

長谷 芳樹, 高澤 和希, 前田 佳主馬, 神原 文, 添田 喜治, 小川 公一, “ガンマ帯域周波数で変調した音刺激聴取時のヒトの脳におけるガンマ波の惹起,” 第11回日本認知症予防学会学術集会 抄録集, p.206 (2022).

第11回日本認知症予防学会学術集会
https://jsdp2022.org/

関連リンク

  • 第11回日本認知症予防学会学術集会

    https://jsdp2022.org/
  • ピクシーダストテクノロジーズ、第11回認知症予防学会学術集会にて、塩野義製薬及び産総研との共同研究結果を発表 ガンマ波の同期成分の増大のために40 Hz変調を施した音が有用であることを報告

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000063.000044679.html
  • 以上

    一覧に戻る