フューチャーソース・コンサルティング 最新市場 分析レポート

Vol. 38

成長に拍車が掛かった2012年第4四半期タブレットPC市場 世界出荷台数6400万台

2013年02月05日

Futuresource Consultingの最新レポートによれば、2012年第4四半期 (10月11月12月) タブレットPC世界出荷台数は6400万台に達し、第3四半期からは約100%の伸び、対前年同期比では119%の伸びとなった。

「第4四半期の出荷台数は、2012年総計の約半数に相当。2012年総計では1億3600万台と過去最高のレベルに達した。」と、アナリストのArun Gillは語る。「記録を塗り替え続けているタブレットPCの強い需要の伸びは、ライフスタイルの変化を物語っており、消費者の出費動向にそれが伺える。」

Appleによる市場牽引は続き、新しい7インチiPadは高需要となったが、供給が見合わずにビジネスチャンスを逃した側面も伺えた。

Samsungの新機種も好評で、魅力的な価格で特に人気が高かったのはGalaxy Tab2である。大型スクリーンモルでは、Googleとの共同事業となるNexus 10の発表が、Appleの独占打破に繋がるかもしれない。

Amazonは、小型モデルの需要増でKindle Fire HDの人気を確保し市場シェアを守った。

AsusとGoogleによるNexus 7も小型モデルの需要増により好影響を受けた。数を売ることで、低価格のAndroidタブレットがAppleの市場シェアに食い込んできている。

Microsoftは、Windows 8 RT搭載のSurfaceタブレットの販売に苦戦したものの、発売予定のSurface Proでの巻き返しに希望を託している。

小型で低価格なタブレットの高需要が、平均販売価格に影響を及ぼしてはいるが、低価格化に反して、総売り上げでは伸びが継続しており、業界の将来は非常に明るく、2016年までの予測期間を通しての強い成長が見込まれている。