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この要望に応えるのが、シャープのmirumoだ。アマゾンのキンドルやソニーリーダー等、電子ブックリーダーの液晶に類似した、シャープ開発のメモリLCDの採用がそれを可能にしている。
ユーザーは、mirumoのメインディスプレイの裏側のサブディスプレイに好きな白黒画像を表示させることができる。つまり、ボディに表示したいデザインを選んで設定するだけで、誰でも簡単に自分だけの携帯のできあがりという寸法だ。もはや恒久的なレーザー刻印や、新しいケースを購入する必要もなければ、後々違うデザインがよかったと後悔する必要もない。デザインを変えたいなら、新しい写真や壁紙に差し替えてしまえばいい。画像を使いたくないなら、その日のニュースを表示することだって可能だ。
このテクノロジーはいくらでも応用できるだろう。まず第一に、大きいメモリLCDが普及すれば、ノートPCやコンピューターのケースなど、さまざまな家庭用電化製品がユーザーの好みにより無限にカスタマイズが可能となる。恋人にフラれたがために、相手の名前をレーザー刻印してしまった機器を捨てるはめになる、という悲劇ともオサラバだ。
携帯の着メロ産業は、数十億ドル規模の素晴らしいビジネスである。音楽という既存のメディア資源を再利用することで、音楽産業・携帯産業ともに大きな収益源をもたらした。この好例にならい、画像や動画を再利用した新しい「キラーアプリ」に成長してほしいものである。
Auri Rahimzadeh