ヤマハ
自動演奏ピアノと歌うロボットのコラボでミニライブ
ヤマハはCEATEC JAPAN 2009において、自動演奏ピアノのデモ展示を行っている。ブースではその技術を応用し、音声合成技術を搭載した女性型ロボット「未夢(ミーム)」が自動演奏に合わせて歌を披露する。その模様はITを駆使した“ミニライブ”のようだ。
産総研が開発した女性型ロボット「未夢」
ヤマハは、女性型ロボット「未夢」が自動演奏ピアノの伴奏に合わせて歌うというデモンストレーションを公開。ロボットと音楽を連携させた技術的な可能性をアピールしている。未夢はコードネーム「HRP-4C」として産業技術総合研究所が開発したヒューマノイドロボット。顔立ちや体型は20代の女性をイメージしている。発話機能に加え、歌詞に合わせて唇を動かし、まばたきや首を傾げることで表情をつくることができる。デモでは演奏に合わせて表情豊かに歌う姿を披露したが、全身に約30カ所ある“関節”を動かせば全身動作も可能。音楽に合わせてリズミカルに手足を動かすことも技術的にはできるのだという。
音声合成技術と自動演奏ピアノを連携
未夢の声はヤマハが開発した音声合成技術「VOCALOID(ボーカロイド)」によって実現。サンプリングされた人の声を元にした歌声を合成している。デモでは初音ミクの声が採用されている。音楽はヤマハの自動演奏ピアノ「disklavier(ディスクラビア)」が演奏している。disklavierは実際の鍵盤の動きをデータとして記録し、その場で実際に生のピアノ演奏を行うもの。音源を再生しているわけではない。データがあれば、いつでも生の演奏を再現できる。例えば、地球の裏側で行われている演奏と同期して、目の前のピアノで同じ演奏を再現することもできる。時や空間を超えたセッションやライブの実現が可能になるという。これらの技術を総合することで、無人のピアノが自動演奏を行い、初音ミクの声で未夢が歌うという“ミニライブ”を実現しているわけだ。
“拡張現実”の可能性も紹介
さらにブースではiPhone向けカメラ「セカイカメラ」を使った“拡張現実”による音楽の可能性も紹介している。セカイカメラは現実空間にコンピュータが作り出した情報を重ね合わせ、「エアタグ」と呼ばれる補足的な情報を付加する技術を用いたiPhone 3G向けアプリケーション。現実世界をセカイカメラで見ると、様々な場所やものにエアタグが付けられている。そのエアタグをタッチすれば、関連する詳細な情報が表示される仕組み。バーチャルな世界に様々な情報を付加することで、現実世界を拡張していけることが“拡張現実”といわれる所以だ。
デモでは会場内に仕掛けられた楽曲に関するエアタグをセカイカメラで見つけ出し、disklavierによる自動演奏で未夢が“ミニライブ”を実現した。
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[URL] http://www.yamaha.co.jp
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