ローム
多彩な半導体を一挙大公開
半導体大手のロームは、開発中のデバイスを含めて多様な素子を展示した。また、同社のブースはすべての照明をLED化しており、従来方式比で約1/3の消費電力となっている。ブースは、正面で照明の消費電力をリアルタイムに表示しており、LED照明により電力削減の度合いを容易に読み取れる。
光インターフェースで高速化
開発中のデバイス展示では、テレビ内光配線モジュールや機器内光通信モジュールが見られた。テレビは、3D化に加えて高フレームレート化が進むため、LCDモジュールへ送る信号の量は、今後急速に増大してゆくと見られている。
LCDテレビは、一般にMPEGデコーダの後段にデ・インターレーサ(飛び越し走査から順次走査への変換器)が置かれている。ここからLCDパネルドライバへ信号が送られる。このパネルドライバへの信号伝送が、電気配線では制約が大きくなってきている。距離を伸ばせない、雑音源と接近させられない、など実装上の制約に設計者は悩むことになる。
ロームは、テレビ用の配線技術を積水化学工業、本田通信工業と共同開発中で、その成果を展示した。プラスチック光ファイバ(POF)により2.5Gbpsを4本並列にして10Gbpsの速度を持つ。3m以上に延長することが可能であるため、パネルと画像関連の回路部分を離れて置くなど、新しいデザインをもたらす可能性を秘めている。また、この技術はさらなる高速化も可能で、テレビの性能向上に十分に対応できる。
機器内の光配線技術は、20cmの距離を2.5Gbpsで結ぶ。パワーアンプのそばを通す配線も可能となり、実装上の自由度が大きく広がる。
有機ELビューファインダー
マイクロディスプレイの名で参考出品されていたのは、超小型(0.47インチ)でSVGA解像度を持つ有機ELディスプレイである。
このディスプレイは、半導体の上に形成されており、一般のLSI用パッケージに収められている。通常の有機ELディスプレイはガラス基板上にトランジスタを形成して作られている。パッケージに収められているため、マウンター(実装機)による自動取り付けが可能で、最終製品の製造コストを抑えることが期待できる。ロームはすでにこのディスプレイをカメラメーカー等に開示しており、顧客の声を聞いて改良中という。
ビューファインダーのコストダウンと画質向上が期待される。
関連リンク
[URL] http://www.rohm.co.jp
ローム(株)















