パナソニック
3D対応50v型PDP試作機をデモ展示
パナソニックは、CEATEC JAPANで家庭向けの3D視聴用テレビ「フルHD・3D対応50v型PDP(プラズマディスプレイ)」をデモ展示した。会場では同時に、3D立体映像制作用のカメラや編集機などによる、映像のプロのための制作態勢も紹介。また、12月18日から公開予定の映画「アバター」(ジェームズ・キャメロン監督)のデモ映像などを上映した。
両眼用映像ともにフルHD解像度を実現
パナソニックは、昨年のCEATEC JAPANで103インチのフルHD 3Dテレビを参考出品し、3DテレビにおけるフルHD解像度の有効性をアピールした。今回はそれを踏まえて50インチの普及サイズによるデモを実施し、高い臨場感を得られる体験がより身近になったことを感じさせた。
今回のフルHD・3D対応50v型PDPのコーナーでは、「ハリウッド3D映画の劇場上映システム構成をプラズマテレビとBlu-rayで実現」と唱い、ハリウッドの3D映画や、実写とCGを駆使した立体映像を表示した。
フレームごとに右眼と左眼のそれぞれの映像を再生・表示させることで、高精細な3D映像表現を実現する「フルHD×2フレームシーケンシャル方式」による表示方式を採用。これによって、両眼用の映像ともに1920×1080画素のフルHD映像を再生・表示させている。パナソニックでは、この方式に対応した3D対応ブルーレイ・ディスクプレーヤーと、高い動画解像度、優れた色再現性を持つPDPを組み合わせ、「フルHD・3D技術」として開発を進めている。
新たなPDPの技術としてパネル新材料や新LSIの開発を行い、明るさを維持しながらさらなる高速発光を実現する「3D高速駆動技術」や、新短残光蛍光体や新発光制御技術の開発などにより、左右の画像間に生じる二重像を低減する「二重像低減技術」を新たに開発している。
2010年に商品化「業界一番乗りを目指す」
今回のPDPは試作機だが、パナソニック AVCネットワークス社技術統括センター高画質高音質開発センターの参事である末次圭介氏は「50インチの試作機は、『これから商品を出しますよ』という意味を込めたシンボリックな位置づけをしている。2010年のできるだけ早い時期に商品化をしたい。業界一番乗りを目指す」と強い意気込みを示した。
3D制作機器のコーナーでは、モックアップであるが立体映像撮影用のカメラ、3D対応レコーダー、3D対応編集機などを展示。パナソニック AVCネットワークス社システム事業グループ システムAVビジネスユニット マーケティンググループ 営業企画チーム参事の座間(くらま)隆司氏は、「3D映画に対する関心が高まる中で、多くのかたから3D映像作品を作りたいというご要望にお応えするために開発を進めている。2010年秋には商品化を目指している」と話す。
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