Webマガジン

  • 2008年10月05日更新
Vol.078

HD-PLCアライアンス、多数のPLC関連機器を展示して幅広い利用シーンを提案

高速電力線通信「HD-PLC」の普及・拡大と、各製品間の通信互換性確保を目指すHD-PLCアライアンスは、昨年9月の設立から約1年、今年はさらに展示規模を拡大しての出展となりました。今回のブースでは、会員企業だけでなく、「HD-PLC」採用企業からも協力を得て、多数のPLC関連機器を展示。新しい利用シーンを提案するソリューション展示や、実際に来場者が体感できる「HD-PLCタッチ&トライコーナー」を展開するとともに、地球環境対策に向けた新たな取り組み「グリーンユビキタス」に関する展示にも力を注いでいました。

会員企業に加えて多くのPLC採用企業が協力

 HD-PLCアライアンスは、昨年に続き2回目のCEATECへの出展となりますが、今年は、さらに展示規模を拡大し、海外からの出展も含め、加盟各社の最新製品、PLCアダプター、ルーターなどの周辺機器、アプリケーション機器などを多数展示。また、各機器に組み込むことで最大210Mpbsの高速電力線通信を可能にする第2世代のPLCモジュールのラインアップも展示されました。
 HD-PLCアライアンス事務局の城戸亮二氏は、「昨年はアライアンスが設立して間もない出展だったため、会員企業のPLCアダプターが展示の中心でしたが、今回は1年間の活動の成果として、会員企業にとどまらず多くのHD-PLC採用企業からも協力を得ることができ、幅広いPLC応用機器を揃えることができました」と述べています。また、単に各製品を展示するのではなく、「ビジネスソリューション」、「ホームネットワーク&セキュリティ」、「オーディオ&ビジュアル伝送」といったソリューションコーナーを設置し、新しい利用シーンを提案することで、より使い方がイメージできるよう展示内容を工夫していました。
ページTopへ

電気自動車とのネットワーク連携に注目

 今回、とくに注目を集めたのが、メインステージの横に参考出品された電気自動車。将来的に電気自動車と「HD-PLC」を連携することで、充電しながらホームネットワークと接続し、電源プラグを通して、様々な情報をやりとりすることが可能になります。たとえば、自動車に搭載されたカメラと屋内のドアホンをネットワークし、充電中の電力線を利用してデータを送ることで、自動車に取り付けたカメラの映像を屋内のドアホンで見ることができます。CEATEC JAPANでは、こうした「HD-PLC」の新たな可能性を、実際に電気自動車を使いながら、デモンストレーションで紹介していました。
 また、来場者に「HD-PLC」をもっと身近に感じてもらえるよう、実際にさわって体感できる「HD-PLCタッチ&トライコーナー」を用意。スピード体験、かんたん接続、接続ノウハウというコーナーに分けて、それぞれ実際にPLC関連機器とコンセントを接続することで、簡単・便利に高速ネットワークを楽しめる「HD-PLC」のメリットを訴えました。

ページTopへ

温暖化対策に向けた「グリーンユビキタス」にも注力

 HD-PLCアライアンスが、現在、力を入れて取り組んでいるのが、温暖化対策に向けた「グリーンユビキタス」。これは、既存の電力線を使い、省資源・省エネ型のネットワークを利用して、さまざまな機器を簡単、快適につなぐことで、暮らしやビジネスをより便利に豊かに変えながら、地球環境にも配慮していこうというコンセプトです。
 CEATEC JAPANのブースでも、「グリーンユビキタス」を提案するコーナーを設け、PLCアダプターを利用して家庭内の電化製品の消費電力量を確認できる「電力モニタリングシステム」用PLCアダプターや、PLCを活用したLED輝度コントロール機能、セキュリティ機能を搭載した「HD-PLC制御LED街路灯システム」などを展示。「グリーンユビキタス」をコンセプトに、さらに進化・拡大する「HD-PLC」への注目度は今後ますます高まっていくことでしょう。
ページTopへ

関連リンク

[URL] http://www.hd-plc.org
HD-PLCアライアンス

ページTopへ