- 2008年10月04日更新
デジタルファッション、ファッションとデジタルの融合で新しい産業創出へ
CEATEC JAPAN 2008で、ファッションとデジタルの融合による新たな産業創出を目指したプロジェクトが始動しました。その名も「Fashion On Demand 2020プロジェクト」。デジタルファッションでは、“ファッション=ライフスタイル全般”と定義し、業界横断的にプロジェクトの拡大を目指していく考えです。また、プロジェクトの幕開けを飾るイベントとして、特設ステージで「デジタルファッションショー」を華々しく開催。世界初の“デジタルファッションクリエイター”を要するファッションブランド「{-ish}」(イッシュ)による、バーチャルとリアルが織りなす新感覚のファッションショーは来場者から大きな注目を集めました。
ファッション=ライフスタイル、業界横断的にプロジェクトを発展
「Fashion On Demand 2020プロジェクト」は、日本が世界に誇る、映像・情報・通信システム、ソフトウェアといった最先端のデジタル産業と、既存のファッション産業を融合させることで、新しい文化、産業の起爆剤となり、2020年に向けて大きなムーブメントを巻き起こそうとしています。デジタルファッションの森田修史常務取締役は、「このプロジェクトで定義する“ファッション”は、衣服やアクセサリー、流行という狭義のものではなく、生活に関わるものすべて、ライフスタイル全般、コミュニケーション手段までを包括した、より広義なものを意味しています。そのため、アパレル産業、デジタル産業にとどまらず、ビューティー産業やおもちゃー(ゲーム)産業、家電産業、自動車、さらにはレジャー産業などまで、業界を問わずプロジェクトへの参画を募り、デジタルを中核にした新しい産業創造を目指していきます」と意欲を見せています。よろしくお願いします。
バーチャルとリアルが交錯する新感覚のデジタルファッションショー開催
CEATECでは、「Fashion On Demand 2020プロジェクト」の始動を発表すると同時に、その象徴的なイベントとして、ファッションブランド「{-ish}」プロデュースによる「デジタルファッションショー」を開催。プロジェクトを支えていく新たな職種である“デジタルファッションクリエイター”が、デジタルツールを駆使して制作した作品を、バーチャルとリアルが交錯する新感覚のファッションショーで披露しました。イベントでは、バーチャルの作品が大画面プロジェクタに映し出されるのに合わせて、実際にその作品を身にまとったファンションモデルが登場。デジタルとリアルのモデルが競演する、まったく新しいデジタルファッションショーは来場者の視線を釘付けにしました。
世界初の“デジタルファッションクリエイター”として、デジタル上での作品デザインからパターンメイキング、そしてイベントプロデュースまでを手がけた「{-ish}」では、「ファッション制作に最新のデジタル技術を活用することで、アナログでは難しかった表現が可能になり、クリエイションの世界が大きく広がりました。これをきっかけに、ファッションの新しい領域を作り、常に時代をリードするパイオニアを目指します」と語っています。
世界に発信する“デジタルファッションクリエイター”を育成
「Fashion On Demand 2020プロジェクト」では、「{-ish}」に続く“デジタルファッションクリエイター”の育成にも力を注ぎます。“デジタルファッションクリエイター”は、認識技術の精度の高さ、画像処理の早さ、優れたコンピュータグラフィックスの質感などを生かし、最新のブランドやトレンド、ポップカルチャーなどをデジタルで表現していく新たなファッションデザイナー職です。求められる能力は、研ぎ澄まされたファッションセンスはもちろん、広いコンピュータ知識、ワープロやデザインソフト、アパレルCAD、3Dソフトなどの操作能力、そして、なによりクリエイターとしての感性。森田常務取締役は、「日本のアパレル業界が低迷を続けている背景には、市場の鈍化やトレンド不足、TPOの消滅など、さまざまな原因が考えられていますが、その根源は本来のアパレル機能が低下しているためだとも言われています。こうした市場環境の中、デジタルファッションクリエイターは、従来の常識にとらわれず、デジタルをツールにして日本発のファッション=ライフスタイルを世界に発信していきます。将来的には、自分のバーチャルな姿を投影できる『魔法の鏡』を実現し、自分にあった好みのファッションをオンデマンドで入手できる仕組みを提供していきたいと考えています」と抱負を述べています。
関連リンク
[URL] http://www.dressingsim.com/
デジタルファッション株式会社



